患者さまとマンツーマンで取り組む予防歯科
日本人はお口の健康に関する意識が低く、世界の中でも歯の後進国に位置付けられていました。
過去、日本ではむし歯・歯周病で歯を失う人が非常に多かったため、これを懸念して1989年より厚生労働省と日本歯科医師会が中心となって、8020運動を展開しました。
この運動は、「80歳になっても20本以上の歯を守ろう」という取り組みです。
予防歯科とは、お口の健康を維持できるように予防的な処置を行う診療科目です。
歯の先進国スウェーデンでは、40年以上前から予防歯科の取り組みが始まり、現在では「むし歯や歯周病になる人が世界でもっとも少ない国」になりました。
一方日本でも8020運動が始まってから、クリニックでの予防歯科の取り組みが始まり、25年以上たった今では予防意識の高い方が増えています。
当院の予防歯科では、お一人おひとりの患者様に合った処置を行うために、担当歯科衛生士制を導入しています。
ていねいな指導ときめ細かな処置で、生涯を通して健康なお口を守る予防歯科に取り組んでおります。
担当歯科衛生士がお口の健康を守ります
当院では初診時に対応した歯科衛生士が、患者様専任の担当衛生士として治療からメンテナンスまで責任を持って対応いたします。
担当制にすることで、歯科衛生士が今の状態を改善するにはどうすればいいのかを真剣に考えて、お口の中や生活習慣を含めた適切なアドバイスや処置ができるようになります。
患者さまに寄り添った対応で、お口の健康をサポートいたします。
当院の予防歯科メニュー
予防歯科では、口腔内の健康を維持・管理するための処置やアドバイスを中心に行っております。
歯のクリーニング(PMTC)やフッ素塗布などの予防的な処置と、ブラッシング指導やアドバイスを行います。
また、口腔内のあらゆる検査等を行い、むし歯・歯周病の早期発見・治療につなげます。
EMSエアフローハンディ
エアフローは、クリーニングの際に使用する機材です。
プラークやバイオフィルム、歯肉縁下の清掃も可能なため、インプラントを入れている方にもおすすめのクリーニングです。
細かいパウダーをジェット水流で歯に吹き付け、歯にこびりついた細かい汚れもしっかり落とすことができます。
PMTC
PMTC(Professional Mechanical Tooth Cleaning)は、歯科医師や歯科衛生士による歯科医療専門のプロが行う、本格的な歯のクリーニングです。
専用器具を用いて、お口の中に残っているプラークを隅々まで落としていきます。
汚れの中に潜んでいる細菌も一緒に除去できるので、むし歯や歯周病の予防だけでなく口臭予防にも効果があります。
処置後は歯の表面がつるつるになり、お口の中がさわやかになります。
毎日歯を磨いていても、汚れや細菌は3か月程度で溜まってしまうので、3か月に一度の定期的な受診をおすすめいたします。
TBI(ブラッシング指導)
むし歯・歯周病予防の基本は毎日の歯磨きですが、
きちんと歯ブラシが当たっていないと、
効果的な予防ができません。
当院では、染め出しや染め出し液を使った効果的な
ブラッシング指導を行っております。
磨き残しが分かると、その方の磨き癖や苦手な
場所がわかり、それに合わせた適切な指導ができます。
また歯科衛生士は、口腔内環境に合った口腔ケアグッズのご紹介や、
お子さまの仕上げ磨きのアドバイスなどもていねいに行っていますので、
気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。
定期メンテナンスのすすめ
むし歯・歯周病予防には、クリニックで行うプロフェッショナルケアと、ご家庭で行うホームケアが大切です。
毎日の歯磨きの習慣化と定期的にクリーニングを受けることで、むし歯・歯周病にかかりにくくなり、歯を長持させることができます。
当院では、3か月に1度のメインテナンスをおすすめしております。
定期検診を受けることでむし歯・歯周病を早い段階で発見でき、早期治療にもつながります。
また、その方に適した予防指導やアドバイスを行うので、患者様の予防意識が高まります。
定期検診のサイクルは患者さまのご要望や、お口の健康状態に合わせてご提案いたします。当院の定期検診で末永く歯の健康を守りましょう。