虫歯によくある質問事項7選
コラム記事
「虫歯」は、私たちにとってもっとも身近な口腔内トラブルです。
多くの人が一度はこの「虫歯」に悩まされたことがあるかと思われます。
ただ、このように身近な「虫歯」のことを実はあまりよくわかっていない……という人もいるのではないでしょうか。
ここではそんな人のために、「虫歯についてのよくある質問7つ」を取り上げ、それに対して回答していきます。
今回取り上げる質問は、以下の7つです。
Q1.どうして人は虫歯になるの?
Q2.けがは放っておいても治ることがある。虫歯はどう?
Q3.治療したら痛みがひどくなった。これってなぜ?
Q4.歯を丈夫にしたい。何か方法はある?
Q5.子どもの歯って、そのうち生え変わりますよね。乳歯の時期の虫歯は無視してもいい?
Q6.冷たいものはしみる……これって虫歯?
Q7.虫歯が治れば口臭は治る?
それぞれ回答していきましょう。
<虫歯についてのよくある疑問、Q&A7選>
虫歯についてのよくある疑問を、Q&A式で答えていきます。
シンプルな回答+詳細な説明でお伝えしていきますが、さらに詳しい回答が必要な場合やここでは書かれていない疑問がある場合はハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科・矯正歯科にお問い合わせください。
Q1.どうして人は虫歯になるの?
A.口の中に住んでいる菌類が悪さをするから
私たちの口の中に入ってきた食べ物は、歯で噛まれて消化器官に送り込まれていきます。
ただ、食べ残しが口の中に残っていると、それをえさ場として虫歯菌(ミュータンス菌)がどんどん増えてきます。
虫歯菌は酸を生み出し、その酸によって歯の表面のエナメル質を溶かしていきます。エナメル質は人体のなかでもっとも高い硬度を誇るものなのですが、これが溶かされてしまうと、その下に存在するセメント質や象牙質にまで虫歯菌の侵攻が及ぶことになります。また、人間の歯の象牙質の下には「神経」があります。虫歯菌の侵攻が神経にまで達した場合、神経を通じて強烈な痛みがもたらされるようになります。
Q2.けがは放っておいても治ることがある。虫歯はどう?
A.基本的には治らないが、ごく初期のものならば改善が可能なこともある
以前は、「虫歯は自分の力では治せないものであり、治療をして進行を止める必要がある」と考えられていました。
しかし虫歯に関する研究が進んでいったことで、「ごく初期段階の虫歯ならば、セルフケアで治る」とされました。こまめにブラッシングをし、歯の状態に気を付け、ホームケアを徹底すれば、ごく初期の段階ならば、改善することがわかったのです。
ただ、この「ごく初期の段階」という言い回しには注意が必要です。人間の虫歯はCO(しーおー。「しーぜろ」ではない)~C4の5段階に分けられています。そのなかでセルフケアで治せるのはCOの段階だけです。また、COの段階だと痛みはありませんから、自分で気づくのは難しいでしょう。
Q3.治療したら痛みがひどくなった。これってなぜ?
A.治療時の振動で神経にダメージが生じるから
「治療したのに逆に痛みがひどくなった」というケースは、それほど珍しいものではありません。
虫歯の治療を行う際には、どうしても振動が起きたり、熱が発生したりします。麻酔を使った施術の場合は治療中には痛みが出ませんが、麻酔が切れていくと、この「振動や熱」によって後になって歯が痛くなることもあります。また、金属の詰め物は熱を伝えやすいため、熱いものを食べるとしみやすく感じることもあります。
ただ、これらの痛みは時間経過とともに収まっていくケースがほとんどです。収まらない場合はハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科・矯正歯科にご相談ください。
Q4.歯を丈夫にしたい。何か方法はある?
A.フッ素を利用する
歯を丈夫にしたいのであれば、「フッ素」を利用するとよいでしょう。
これを使うことで、歯のエナメル質を修復することができたり、エナメル質を溶けにくい状態にしたり、虫歯菌の働きを抑制したりすることができるようになります。
なおフッ素を利用した歯の強化は、「フッ素を歯に塗る方法」と「フッ素の入った歯磨き粉を使ってホームケアをしていく方法」があります。
ハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科・矯正歯科でもフッ素塗布のプランを「予防歯科メニュー」として提案しているので、気になる人はお問い合わせください。
※ここでは、フッ素=フッ素化合物、の意味で使っています
Q5.子どもの歯って、そのうち生え変わりますよね。乳歯の時期の虫歯は無視してもいい?
A.放置は危険、必ず治療を
確かに子どもの乳歯は、やがて抜け落ちて永久歯に代わります。しかし永久歯は、「乳歯が抜けたら突然出てくるもの」ではありません。乳歯の下に永久歯があって、それが出てくるのです。
そのため、乳歯の虫歯を放置しておくと、それが永久歯に悪影響を与えてしまうこともあります。乳歯の虫歯を放置せずにきちんと治療することで、「これから生えてくる永久歯」を良好な状態に保ちやすくなります。
Q6.冷たいものはしみる……これって虫歯?
A.虫歯の可能性もあるが、虫歯以外の可能性もある
「冷たいものが歯にしみる」という場合、いくつかの原因が考えられます。代表的な例は、「虫歯」「歯周病」「知覚過敏」です。
・虫歯
まず、ご質問にあったような「虫歯」を由来とする場合です。この場合、痛みは10秒以上にわたって持続します。また、その痛みが治まっても、また冷たいものを食べれば必ず痛みが発生します。
・歯周病
歯周病が原因で痛みが起きることもあります。ただ、歯周病が原因となっている場合は、その痛みは一過性です。また、「冷たいものを食べれば必ずしみる」というわけでもなく、しみるときとしみないときがあります。ただ歯周病も放っておくと大きなトラブルになりますし、口臭の原因にもなります。早めに治療しましょう。
・知覚過敏
虫歯でも歯周病でもなく、また冷たいものを食べたとき以外は痛みもない……という場合は、知覚過敏が疑われます。この場合も痛みは一過性ですが、冷たいものを食べるとかなりの確率で歯に痛みが出ます。知覚過敏も初期の段階ならば歯磨きで改善できますが、ひどい場合は歯科医院への受診をおすすめします。
Q7.虫歯が治れば口臭は治る?
A.治る場合もあれば、治らない場合もある
口臭の原因はさまざまです。生理的な要因(起床時など)を原因とすることもありますし、ストレスや飲食物によって起きることもあります。
また、病気由来の口臭であっても、歯周病などに代表される「虫歯以外の口腔トラブル」が原因になっていることも珍しくありません。加えて、糖尿病などの口腔外の病気が原因となって引き起こされる口臭もあります。
ただ、口臭を引き起こす原因となる病気のうちの90パーセント程度が、口腔内のトラブルであることはたしかです。また、虫歯もたしかに口臭の原因ですし、これを放置しておくことでさらに大きなトラブルにつながることもあります。そのため、虫歯の治療は非常に重要です。「虫歯を治したにも関わらず、まだ口臭が収まらない」という場合は、ハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科・矯正歯科にご相談ください。
ハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科・矯正歯科では、虫歯に関する質問を受け付けています。もちろん、虫歯だけでなくほかのさまざまな口腔トラブルに関する質問にもお答えしていますし、治療や定期健診も行っています。歯・口の心配事がありましたら、お気軽にハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科・矯正歯科にご相談ください。
完全個室でプライバシーを重視した治療ができるデンタルクリニック
ハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科 矯正歯科
〒213-0001 神奈川県川崎市高津区溝口1丁目5-5スターブル溝ノ口 1F
tel.044-813-1810
溝の口の歯医者 歯科|専門分野のエキスパート在籍|歯科用CT、インプラント専用オペ室、クラスB規格の高圧蒸気滅菌器完備|世界基準の滅菌レベル|独自の麻酔テクニック