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大人の虫歯予防、5つのポイント!

こんにちはハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科 矯正歯科です。

子どもとは異なり、大人の場合は「歯を磨きなさい」と注意してくれる人はいません。そのため、歯科医院の力を借りたり、自分自身で気を付けたりして「大人の虫歯予防」に努めなければなりません。

ここでは「大人の虫歯予防」に焦点をあてて、

  • そもそも子どもと大人の虫歯は何が違うのか
  • 大人の虫歯予防、5つのポイント

を紹介していきます。

 

大人と子どもの虫歯はそもそも異なる

子どもと大人の歯は、その性質がまったく異なります。子どもには、子どものための診療科として「小児歯科」があるのはこのためです。

大人の歯は、子どもに比べて硬く、またエナメルも厚い状態にあります。また、一本いっぽんの溝も浅い状態にあります。このため、大人は子どもに比べてずっと虫歯になりにくいのです。

また、虫歯になりやすい場所も異なります。

大人の場合は、歯と歯茎が接している部分がよく虫歯になります。これに対して、子どもは歯の上部分から虫歯が始まり、徐々に下の方に進んでいきます。

さらに、子どもの歯に比べて、大人の歯は仮に虫歯になったとしても虫歯の進行が遅いという特徴もあります。虫歯の範囲は広いものの浅く、痛みも覚えにくい状態になっています。

このように見ていくと、いかにも「大人は虫歯にならないのだ」と思ってしまいますよね。

しかし実際は、子どもよりも大人の方がずっと虫歯に悩まされている人が多いのです。

これを知るためには、厚生労働省の出した「平成28年歯科疾患実態調査結果の概要」が役に立ちます。

これによれば、「5歳から9歳の子どものうち、虫歯がない人は91,8パーセント。しかし年齢が増えるに従ってこの割合は低下していき、働き盛りである35歳~54歳までは虫歯がない人の割合は1パーセントを超えない。55歳以降では徐々に増えていき、85歳以上では27.9パーセントの人が虫歯のない口内になっている」とされています。

この理由は、

  • 昔治療して詰め物をしたが、詰め物が劣化して、すき間ができて、詰め物の下から虫歯が始まった
  • 歯茎が下がってきて、その根元に虫歯ができた

などが考えられます。

いずれにせよ、「大人の歯は子どもの歯よりも丈夫だから、虫歯になりにくいのだろう」という楽観的な見方は危険だということです。

出典:厚生労働省の出した「平成28年歯科疾患実態調査結果の概要」

https://www.mhlw.go.jp/toukei/list/dl/62-28-02.pdf

 

大人の虫歯予防、気を付けるべき5つのポイント

虫歯は強い痛みをもたらすものであると同時に、時に人の命をも奪ってしまう恐ろしいものです。
ではこの虫歯を防ぐためにはどうすればよいのでしょうか。

ここでは「大人の虫歯予防」に注目し、その方法を紹介していきます。

  1. 集中的に歯磨きを行う時間を設ける
  2. 必要に応じて便利なアイテムを使う
  3. 定期健診に行く
  4. 食べるものに気を付ける
  5. 職場でのケアも気を付ける

それぞれみていきましょう。

 

1.集中的に歯磨きを行う時間を設ける

歯磨きは、朝昼晩の3回、丁寧に行うのがもっとも効果的です。

しかし忙しい社会人の場合、1日に3回も集中的に歯を磨くのは難しい……ということもあるでしょう。

そのような場合は、「夜の歯磨き」を徹底して行うようにしてください。一日中がんばった口の中をきれいにしてあげることで、虫歯ができにくくなります。虫歯予防の成分である「唾液」は、寝ているときにはその分泌量が減ります。

そのため、事前にしっかりと歯磨きを行うことによって、この「減ってしまった唾液の分泌量」をフォローし、虫歯ができにくい歯に導く必要があるのです。

 

2.必要に応じて便利なアイテムを使う

必要に応じて便利なアイテムを使うようにすると、虫歯はできにくくなります。

虫歯は、歯と歯の間からでも起こり得ます。そのため、フロスや歯間ブラシなどを使ってしっかりと歯を磨いていく必要があります。

また、フッ素を取り入れるのもおすすめです。フッ素は、歯の再石灰化を推し進めるものであり、歯を健康にしてくれる役割があります。虫歯になりにくい歯にするために、フッ素入りの歯磨き粉などを利用していきましょう。

また、キシリトールを使うのも効果的です。

キシリトールは甘味のある成分ですが、虫歯の菌はこれをエサにすることができません。そのため、キシリトールを使うことで、歯垢ができにくくなるとされています。

積極的に使っていきたいものですね。

ここでは、フッ素=フッ素化合物、の意味で使っています

 

3.定期健診に行く

歯科医院は、「痛くなったときだけに行くもの」ではありません。もちろん歯が痛くなったときに飛び込めば歯科医院側は治療にあたりますが、「痛くなる前」の段階でも歯科医院に通う意味があります。「〇か月に1回」と決めて、歯科医院で歯のメンテナンスを行うとよいでしょう。

この「歯の定期健診」は、虫歯の予防に大変効果的な手法です。

定期健診をしていれば歯の異常に気付きやすいからです。虫歯に限ったことではありませんが、病気やトラブルは早い段階で対応できればできるほど、予後が良好となります。

また、定期健診に行くことで、「自分の問題点」を洗い出すことができます。

たとえば歯垢がつきやすいタイプであるとか、虫歯になりやすいタイプであるとかです。

自分の歯の性質が分かれば、それへの対策も講じやすくなります。

加えて、定期的に歯科医院に通うことで、健康意識を高められます。今回紹介している1245にも積極的に取り組めるようになるでしょう。

なお、「特段歯にトラブルはない」という人の場合は、3か月に1回程度を目安に定期健診を受けてください。

 

4.食べるものに気を付ける

当たり前ですが、歯は、「食べた物」に影響を受けます。特に虫歯の細菌は、甘いものが大好物です。そのため、甘い物の摂りすぎには十分に注意してください。また、「糖質を含むもの」である炭水化物も、菌が好物としているものです。

なお、飲み物は原則としてお茶や水を選ぶようにします。飲み物のなかには非常に多くの糖分を含んでいるのも多いからです。特に甘いジュースなどは危険です。

 

5.職場でのケアも気を付ける

「家ではしっかり歯を磨いているけれど、会社にいるときは難しそう」という人もいるでしょう。

ただその場合でも、うがいなどは行っておくとよいでしょう。

なお、虫歯を予防するための心強い味方となる「歯ブラシ」の状態もチェックするようにしてください。

毎朝見ることになる洗面台の歯ブラシは、汚れていると分かればすぐに捨てられるものです。しかし携帯用の歯ブラシの場合、「『歯ブラシが傷んでいること』は昼間に歯を磨いたときに気が付いて変えようと思っていたけれど、家についたら忘れてしまった」ということは往々にして起こりがちなものです。そのうえ、職場に持っていくことになる携帯用の歯ブラシは洗面台に置いてある歯ブラシよりもずっとカビやすいものです。

1か月に1回チェックする」「お弁当箱を出すついでにチェックする」などのように、ルーティンワーク化してしまうことをおすすめします。また、カビが生えてしまった歯ブラシは絶対に使ってはいけません。

 

大人の虫歯予防は、子どもとのそれとはまた違った難しさがあるものです。ただ、上記のようなことを心がければ、虫歯に悩まされにくい口内になることでしょう。

ハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科 矯正歯科では、大人の歯の治療をしております。もちろん、歯の治療以外にも、さまざまなお悩みや不安点にお答えできます。歯・口の心配事がありましたら、お気軽にハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科矯正歯科医院にご相談ください。


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