マウスピース矯正のメリット7つと、ワイヤー矯正との違いとは?
コラム記事
こんにちはハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科 矯正歯科です。
「歯の矯正」は、昔から非常によく行われてきたものです。歯の矯正の歴史は事情に古く、すでにローマ時代にはこの原型となる医療行為が行われていたとされています。ただ、そのころの矯正は「手指を使って行うもの」でしたし、近年に入るまではワイヤーを使っての矯正が主流でした(※後述しますが、現在でもワイヤーを使った矯正は非常によく行われます)。
ただ、近年に入ってからは「マウスピースを使った矯正(以下では『マウスピース矯正』とする)」が出てきました。
今回はこの「マウスピース矯正」を取り上げて、そのメリットを紹介していきます。
マウスピース矯正、7つのメリット
マウスピース矯正は、その名前の通り、マウスピースを使って行っていく矯正です。
このマウスピース矯正には7つのメリットがあります。
- 矯正をしていることが人にバレにくい
- 任意に取り外せる
- 口の中が傷つく心配がない
- 金属アレルギーの人でも受けられる
- 使い捨てであるため、清潔さを保てる
- 異物感はほとんどなく、痛みも感じにくい
- 治療中~治療後のイメージも持ちやすい
このメリットをワイヤー矯正と比較しながら、それぞれ解説していきます。
1.矯正をしていることが人にバレにくい
マウスピース矯正のもっとも大きなメリットは、「矯正していることが人にバレりにくいこと」でしょう。
従来型のワイヤー矯正の場合、ワイヤーが表面に出るため非常に目立っていました。このため、笑顔を作ったときなどにこのワイヤーが人目にさらされることになっていたのです。
しかしマウスピース矯正の場合は透明で薄いプラスチックを使うため、矯正をしていることが人に分かりにくいといえます。接客業の人などでも気軽に行えるのが、マウスピース矯正のメリットです。
2.任意に取り外せる
ワイヤー矯正で使われるワイヤーは、基本的には外れないようになっています。外れた場合には病院で着けなおしてもらう必要もあったため、「写真を撮るときだけ外す」などのようなことができませんでした。
しかしマウスピース矯正の場合、任意で、自分の手で、これを外すことができます。もちろん着けなおしも自分でできます。
「写真を撮りたい」「ご飯を食べたい」などのようなときには自分で取り外し~取り付けができるため、非常に管理がしやすいのです。このような利便性の高さもまた、マウスピース矯正の大きなメリットだといえるでしょう。
3.口の中が傷つく心配がない
当然のことながら、ワイヤーは非常に硬いものです。着けているうちにある程度慣れていく人もいるかと思われますが、この硬さゆえに、ワイヤーと接している部分の粘膜が傷ついてしまう恐れがありました。傷ついた粘膜は、熱や痛みを生じさせることが多く、矯正中の人を悩ませていました。
しかしマウスピース矯正の場合は、歯を全面に覆うものであるため、このようなリスクがありません。口腔内の粘膜が保護されるため、トラブルも非常に起こりにくいのです。
4.金属アレルギーの人でも受けられる
金属アレルギーの人にとって、ワイヤー矯正は危険なものでもありました。現在では金属アレルギーの人に配慮して「アレルギー反応が起こりにくいワイヤー矯正」が提案されるようになってきましたが、それでもリスクをゼロにすることはできません。また、かかろうとしている歯科医院が、このような「アレルギー反応が起こりにくいワイヤー矯正」を扱っているかどうかは未知数です。
しかしマウスピース矯正は、金属を利用していません。ウレタン樹脂で作られているため、金属アレルギーの人であっても安心して受けられるのです。
5.使い捨てであるため、口内環境を清潔に保てる
マウスピース矯正で使うマウスピースは、1週間ごとに取り換えを行います。そのため、いつでも清潔で衛生的です。
対して、ワイヤー矯正の場合は調整は1か月に1回程度しか行いません。同じワイヤーがずっと口の中にあることになるのです。
この「口内環境を清潔に保てること」は、単純に感覚の面でのメリットだけを生み出しているわけではありません。
従来型のワイヤー矯正の場合、どうしてもワイヤーと歯の間に食べかすがつまったり、歯石ができやすかったりといったリスクを避けることができませんでした。歯磨きをしようとしてもワイヤーが邪魔になり、上手く磨けないなどの問題もありました。そのため、虫歯などの口腔内トラブルを起こしやすい状況にあったのです。
しかしマウスピース矯正の場合は、食事のときには外せますし、1週間に1度の取り換えを行います。このため、このような口腔内のトラブルが起きる可能性も大きく下がるのです。
6.異物感はほとんどなく、痛みも感じにくい
ワイヤーでの矯正は、調整してから数日間は痛みが続く可能性があります。また、ワイヤーを取り換えるときに痛みを伴うことも多かったといえます、
しかしマウスピース矯正の場合は、このような痛みはほとんどありません。感じ方には人それぞれ違いがありますが、マウスピースの交換時に少し痛みが出る程度であり、日常の生活のなかでは痛みはほとんど感じないでしょう。
また、違和感も持ちにくく、自然に受け入れられやすい治療方法だといえます。
7.治療中~治療後のイメージも持ちやすい
マウスピース矯正の場合、「どのように治療が進んでいるか」「完成後のイメージはどのようなものか」をイメージしやすく、矯正のモチベーションを維持しやすいというメリットがあります。
また、きちんとルールを守ってマウスピースを着けていた場合は、このイメージとほぼ変わらない日数で矯正が終わるとされています。
このように、マウスピース矯正には数多くのメリットがあるのです。
ただ、マウスピース矯正も万能ではありません。
マウスピースは「自分で取り外すことのできる矯正道具」ではありますが、きちんと矯正を進めて行きたいと考えた場合は1日に20時間程度の装着が求められます。そのため、「食事のときや写真撮影の時だけは外せるけれども、ずっと外しっぱなしにしていてはいけないものである」と考えておかなければなりません。
また、マウスピース矯正はワイヤー矯正に比べて、対応可能範囲が狭いというデメリットもあります。
ワイヤー矯正の場合は、「歯を1本抜いたので、その隙間を埋めるための矯正」「デコボコになっている歯を治す」などのような難しい症例であっても対応できます。しかしマウスピース矯正の場合は、このような重度の歯のトラブルには対応しきれないのです。
マウスピース矯正はどちらかといえば「美しい歯になるために矯正を行いたい人」「矯正はしたいが、歯の状態はそれほど悪くない人」を対象としたものだと考えた方が良いでしょう。
ちなみにここまでは「マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い」について焦点を当ててきましたが、この2つは相反するものではありません。矯正のなかには、マウスピースとワイヤーの両方を併用して行っていくものもあります。
ハートデンタルクリニック溝の口駅前歯科 矯正歯科では、歯の矯正をしたいと考えている人のお悩みもお引き受けしています。「歯の矯正をすると決めた」「歯の矯正をしたいが、少し不安もある」「どんな矯正方法が自分に合っているかを知りたい」などのような人は、ぜひハートデンタルクリニック溝の口駅前医院にご相談ください。
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